とうばんにっき

« 卒業生来校! | メイン | 『はままつ祭り』 »

鍼灸おもしろ事典 第3回

[]

 今回は東洋医学の中心的考え方である陰陽について、お話します。
 皆さんは、左大臣、右大臣と言う言葉を聞いたことがあると思います。これは字のごとく、昔の大臣の位です。では左大臣、右大臣はどちらが位が上だと思いますか。右大臣ではと、答える人が多いかもしれませんね。でも正解は左大臣です。
 では、なぜ左大臣の方が位が上なのでしょうか。実はこれは東洋医学の中心的考えである、陰陽論と言うものからきているのです。 陰陽論というのは、世の中の事物を陽と陰に分ける考え方です。宇宙は大昔一つの大極から成っていましたが、これが2つに分かれ、陽と陰になりした。陽は天、陰は地となり、その間に生物社会が作られました。そのため生物には陽(男)と陰(女)が生まれました。
 

天が陽ですから上は陽、下は陰となります。また表は陽、裏は陰となります。山陽地方は表日本、山陰地方は裏日本といいますね。
 なぜ表が陽かと言えば、太陽(陽)が昇ってくるときまず日が当たるところが表だからです。もちろん太陽が昇る東も陽です。
 では左右はどうでしょうか。右が陽と答えたくなる方が多いと思いますね。でも正解は左が陽、右が陰なのです。なぜでしょう。これは、帝が南(陽)を向いて座ったとき、太陽は左(東)から昇り、右(西)に
沈みます。そこで左は陽、右は陰としたのです。つまり、左は陽、陽は上となり、左大臣の方が上の位となるんです。
 東洋医学、ますますおもしろくなってきたんじゃないかな。